AI vs 教科書が読めない子どもたち

 みなさんこんにちは、Darcyです。

Book Review第1弾はこちらの本にして見ました。

AI vs. 教科書が読めない子どもたち
 

 本屋さんで見つけて、タイトルのインパクトでまず注目しました。

また、個人的に数十年後、今の子どもたちが活躍する世の中が本当にどうなっているのかすごく興味があるので、読んでみました。

 

タイトルから「AIが人間を超えるのでは?」と言った話が想像できるかもしれませんが、あくまでAIは計算をするものだ、ということで、人間を凌駕することはなさそうです。

 

ただし、「ロボットは東大に合格できるか」と言う名目で研究が進められた結果、実際にロボットが大学入試の問題で偏差値60近くの成績をマークするほどにまでは成長しているとの事実も示されており、大変興味深いです。これだけ聞くと、すごいと思いますが、弱点もはっきりしているとか。

 

数学や社会、理科はさすがコンピュータと言うべきか、かなりの高得点を叩きだせるのですが、国語・英語となると偏差値50前後に止まってしまうとのこと。

やはり、文脈とか感情とかを読んだり、状況から推測したりと言う能力では、人間を超えられないようです。

 

「大したことないな・・・。」と思うことなかれ。

 

この東大ロボットの研究に合わせて紹介されていたのが、中高生を対象とした読解力のテストでした。それによると、現状の中高生の文章読解力(主語と述語を見つけたり、2つの文が同じ意味かどうかを判断したりetc.)はAIのそれと大差がないそうです。

 

AIが人間を超える、それこそロボットVS人間の戦いと言ったSF映画のようなことは起こりえないようですが、人間の仕事の多くがAIに取って代わられると言うことは近い将来起こってきそうです。生活を豊かにするために開発されたAIのせいで、失業者が増えて逆に生活が苦しくなる、ということでしょうか。

 

急ぎ、期待されるのは読解力の養成でしょうか。それだけでは解決しないかもしれませんが、とにかくまた一つ考えさせられました。

 

ということで、今回はこのあたりで終わりです。

本の内容をまとめるのは思っていた以上に難しいです。慣れないですが、繰り返しやりながらどんどんレベルアップしていけるよう、頑張って続けていこうと思います。

お読みいただきありがとうございました。